「食べない」を解決!介護食を美味しく食べる為の7通りの工夫

介護食を美味しく食べる為の工夫

在宅で介護をしている家庭の中では「作った料理を食べてくれない」と悩んでいる人も少なくありません。

小食だったり何も食べない状態が続くと、やはり健康面が非常に心配です。

食べない原因には「食欲が起きない」「食べにくさを感じる」など、色々な理由が考えられます。

介護食を作ったり、食べさせたりする時に、気を付けたいポイントをまとめました。

美味しく食べる為のポイント

  • 食べやすい食器・食卓を使う
  • 食べやすい形にする
  • 見た目を美味しそうにする
  • 主食よりもおかずを優先
  • 適度に水分を取る
  • 規則正しい食事をする
  • 食事時間を長く取る

食べやすい食器・食卓を使う

食事中に食べ物をこぼしたり、周りを汚したりすると、家族への申し訳なさやプライドの関係で「食べない」と言い出す場合もあります。

食べやすく、こぼしにくい食器やカトラリーを使うことで、食事に対する負担を減らせます。

・持ちやすく、手を添えやすい皿。 
・縁に返しが付いており、スプーンですくいやすく、こぼれにくい食器。
・重みがあり、軽く接触した程度では、中身がこぼれない食器。
・持ちやすく、食べやすい介護用のスプーンやフォーク、ハシ。
・テーブルにマットを敷き、汚れても後片付けが楽なようにする。

食べやすい形にする

咀嚼や嚥下能力が落ちていると、一口で食べ切れない大きさのものや、骨付き、見た感じが固そうなものになると「食べたくても食べれない」という状態になります。

それぞれの噛む力や飲み込む力、食の好みに合わせた調理法を行なうことで、食べやすい食事を作ることが大切です。

・料理にとろみを付ける
・固い食材はやわらかく煮る。
・食べやすい一口大に切る。
・ぬめり野菜を使う
・ゼラチン、寒天で固める
・油脂を加える
・つなぎを入れる

見た目を美味しそうにする

刻み食やペースト食などは、食べやすい形をしている分、元々の形から大きく変わっている為、どうしても食欲が起こりにくくなります。

その為、普通の食事よりも見た目を美味しそうにすることが大切です。

・元の料理と近い形に盛り付ける。
・リング型やアイスクリームディッシャーを使い、きれいな形を作る。
・見た目や香り付けに、香辛料やハーブを使う。
・食材の一部を添えることで、何が入っているか分かりやすくする。
・赤や黄色、オレンジなど、食欲を増進させる色を使って彩りを良くする。

「ミキサーやフードプロセッサーにかける前の料理を見せる」など、自分が食べている料理の元の形を認識してもらう、という方法もあります。

介護食品の中には通常の食事と見た目や色が全く変わらないのに、舌でつぶせる程のやわらかさに仕上がっている商品もあります(例:摂食回復支援食「あいーと」)。

それらを上手く活用することで「自分が何を食べているのか良く分からない」という不安を無くして、食欲アップに繋げます。

主食よりもおかずを優先

一回の食事で食べられる量が少なく、食事を残しがちな人には、主食よりもおかずを優先して食べさせると良いです。

主食(=炭水化物)は、パンやお菓子などの間食で補うことができます。

1日の栄養バランスが気になる場合は、高栄養・高カロリーな介護食品を利用してみる方法もあります。

適度に水分を取る

高齢になると唾液の分泌量が減る為、噛んだり飲んだりするのが難しくなります。

特に水分の少ない料理だと、適度な水分が無いと飲み込みにくく、上あごやほほ内に張り付きやすいので誤嚥の危険性が高まります。

食事には汁物やお茶などと組み合わせることで、水分不足を補い、食べ飲みしやすい環境を作ります。

ただし水と固形物を一緒に口に入れると、むせたり、誤嚥したりする場合もあるので、別々に飲み食べすることをおすすめします。

規則正しい食事をする

1日3食、時間を決めて食事を取ると、食事時間が近くなると消化液が分泌されたり、腸の蠕動(ぜんどう)運動が起きたりして、食べ物を身体に受け入れる準備を行ないます。

食事時間が不規則になると、食欲が落ちるだけではなく、生活リズムが乱れる原因にもなります。

食事時間を毎回規則正しくすることで、食欲があるタイミングで食事を取れるようになり、生活習慣病などの予防にも効果を発揮してくれます。

食事時間を長く取る

食べ物を噛む力が弱っていたり、飲み込みが難しかったりする人は、どうしても食べるのに時間がかかります。

食べるのを急がせたり、無理に口の中に食べ物を押し込んだりすると、食欲を落とす原因になるだけではなく、誤嚥の危険性が高まります。

よりも、食事時間を長くすることで、
「料理に時間がかかり、どうしても食事時間を長く取れない」という場合は、介護食の宅配サービスを利用したり、料理時間を短くする工夫を行なうことで、なるべくゆったりした時間を取れるように心がけたい所です。

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