介護食品の食べやすさが4区分で分かる!ユニバーサルデザインフードとは

ユニバーサルデザインフード

かむ力や飲み込む力(咀嚼嚥下)を考えた介護食品の中には「ユニバーサルデザインフード(UDF)」の表記がある商品もあります。

ユニバーサルデザインフードとは「食べやすさに配慮した商品」のこと。

日本介護食品協議会※が認定しており、規格に適合した商品には、ユニバーサルデザインフードのマークと「かたさ」や「粘度」で分類された4つの区分が表示されています。

日常の食事から介護食まで幅広く利用可能で、パッケージに記載された区分を見れば商品を選ぶ際の目安になります。

ユニバーサルデザインフードは「食べやすさ」を規格にしているので、味付けに関しては一般の加工食品と変わりません。

※日本介護食品協議会とは、介護食品に関して食べる人の状態に合わせた適切な商品を選べるように規定の制定や商品の認定を行なう業界団体のこと。

区分表

区分1(容易にかめる)

かむ力の目安:かたいものや大きいものは、やや食べづらい
飲み込む力の目安:普通に飲み込める
食品の形状の目安:
ご飯......普通~やわらかい
魚......焼き魚
卵......厚焼き玉子

【選び方の目安】
●普通~やわらかめのご飯が食べられる。
●一口では食べきれない程度の大きいものが食べられる。
●食べ物が普通に飲み込める。

区分2(歯ぐきでつぶせる)

かむ力の目安:かたいものや大きいものは、食べづらい
飲み込む力の目安:ものによっては飲み込みづらいことがある
食品の形状の目安:
ご飯......やわらかい~全かゆ
魚......煮魚
卵......だし巻き玉子
【選び方の目安】
●普通~やわらかめのご飯やおかゆが食べられる。
●大きいものや一口大のものが食べられる。
●食べ物が普通には飲み込みづらい。

区分3(舌でつぶせる)

かむ力の目安:細かくてやわらかければ食べられる
飲み込む力の目安:水やお茶が飲み込みづらいことがある
食品の形状の目安:
ご飯.........全かゆ
魚......魚のほぐし煮(とろみあんかけ)
卵......スクランブルエッグ
【選び方の目安】
●おかゆが食べられる。普通?やわらかめのご飯は食べられない。
●大きいものや一口大のものは食べられない。
●みじん切り程度の細かいものが食べられる。

区分4(かまなくてよい)

かむ力の目安:固形物は小さくても食べづらい
飲み込む力の目安:水やお茶が飲み込みづらい
食品の形状の目安:
ご飯.........ペーストかゆ
魚......白身魚の裏ごし
卵......やわらかい茶碗蒸し(具なし)
【選び方の目安】
●ご飯やおかゆが食べられない。
●みじん切り程度の細かいものでも食べられない。

とろみ調整

食べ物や飲み物に加えて混ぜることで、飲み込みやすい適度なとろみが簡単に作れる粉末状の商品のこと。

単純なとろみ調整の他にも、ゼリー状にできるもの、味が付いているとろみ飲料・食品、とろみあんなど、色々な商品があります。

ユニバーサルデザインフードの、どの区分の目安にも利用可能です。

最後に

●かたいもの※がかみ切れなくなった。
※肉や繊維質の野菜など、以前はかみ切れたのに、今は「かみ切れない」と感じる食品。
●むせやすくなった。時々むせることがある。
●口が乾きやすくなった。
●歯の治療中である。

上記の項目に一つも当てはまらない場合は、特にユニバーサルデザインフードを利用する必要性がありません。毎日の食事は家族と同様のものでOKです。

また「かむことに重度の障害がある。または水やお茶が飲み込みづらい」という場合は、まずは医師や専門家に相談することをおすすめします。

ユニバーサルデザインフードには、ご飯やお惣菜だけではなく、飲み物やデザート、栄養機能食品まで幅広くあります。

どうしても手作りでは食べやすくなりにくい料理などは、ユニバーサルデザインフードの食品を上手に活用すれば、食生活も豊かになり、栄養バランスも整いやすいです。

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