福祉を食で考えるプロフェッショナル「介護食士」になるには

介護食士になるには

介護食士は公益社団法人全国調理職業訓練協会(厚生労働大臣許可)が、介護に関わる人々の調理技術を向上させる為に設けた認定資格(=民間資格)です。

要介護者向けの食事が提供可能な専門知識を取得した人に与えられるもので、講義と調理実習で要介護者に最適な調理技術を学びます。

資格は1級、2級、3級まであり、3級は受講資格が不要で、介護に興味がある人であれば誰でも受講可能です。

関連リンク:栄養士や調理師との違いは?介護食士の仕事内容を本音で紹介

介護食士になるには

(社)全国調理職業訓練協会に加盟する、調理職業訓練校や調理師専門学校、短大、福祉専門学校が開催する養成講座を受講します。

詳しくは介護食士講習会開講施設で確認して下さい。

受講資格は各学校や資格級によって異なりますが、基本的には本校の学生である必要はなく、一般参加が可能な場合が多いです。

ちなみに「近くに養成講座を開講している学校がない」「通信講座で似たような資格を取得したい」という人は、介護食アドバイザーをおすすめします。

【講習会受講資格】
3級......受講資格は不要
2級......介護食士3級を取得済みの人
1級......介護食士2級を取得済み。介護食調理の実務に2年間従事した25歳以上の人

受講時間は3級の場合、学科24時間、実技48時間の計72時間。
週1回、合計15回(約4ヶ月)の講習を受けます。

介護食だけではなく、栄養学や食品学、食品衛生学、医学的基礎知識、心理学など、介護関連の内容も合わせて学び、調理実習も行ないます。

講習会を修了後、筆記と実技による修了認定試験を受けます。筆記と実技はそれぞれ60点で合格です。

合格率・難易度

講習を修了すれば、ほぼ間違いなく介護食士の資格を習得できると思います。

ただし修了認定試験を受ける為の条件に「講習会の出席率が80%以上」があるので、毎回の講習をきちんと受けている必要があります。

詳しくは「資格取得の試験問題は簡単?介護食士の難易度と合格率」。

費用

養成講座によって異なりますが、約7~9万円。
受講料(講義と実習材料費など)とテキスト代、資格申請料が含まれています。

就職先

福祉関連施設や飲食業、家庭など介護食の調理を行なう際に役立ちます。

ただし介護食士はあくまでも民間資格で「介護食士の資格を持っているから、就職が絶対に有利」という訳でもありません。

栄養士や調理師、ホームヘルパーや介護福祉士など、介護関係の仕事に就いている人が、将来のスキルアップや勉強の為に、受講する場合が多いです。

「自分や親、祖父母の将来を考えて、介護食の勉強をしたい」というのであれば、3級の資格取得を目指しても良いのではないでしょうか。

詳しくは「介護食士は求人や就職で有利になる?資格取得で得られるメリットとは」。

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