介護食士は求人や就職で有利になる?資格取得で得られるメリットとは

介護食士は求人や就職で有利?

介護食関係の資格として「介護食士」「介護食アドバイザー」があります。

どちらも介護や介護食に興味があれば誰でも受講が可能。

介護食士の講座を開講している専門学校や短大などに週1回通ったり(一般参加もOK)、通信講座で勉強したりすれば、ほぼ間違いなく取得可能な民間資格です。

費用は5?9万円となかなか高いですが、果たして介護食に関する資格を取得することで、実際の介護や福祉系の求人や就職で有利になるのでしょうか?

介護食士と求人

  • 「介護食士」が必要な仕事はない!?
  • スキルアップ、知識取得として考える

「介護食士」が必要な仕事はない!?

資格を取得するメリットとして「介護施設やグループホームなどで重宝がられる」と書かれていることが多いです。

実際に求人サイトを見てみると「介護食士募集」や「対象となる資格:介護食アドバイザー」と書かれた求人情報は1件も見つけられませんでした。

介護食士や介護食アドバイザーは、あくまでも民間資格

介護施設で働いている人に聞いてみても「そんな資格あるの?」という反応だったので、関係者でも認知度は低いです。

その為、履歴書の資格取得欄に書き、面接で「介護食士の資格を持っています」と言っても、良い反応は返って来にくいと思います。

「介護や介護食についての勉強をしています」など、資格取得の有無よりも、知識があるアピールをした方が、介護食士について詳しく知らない面接官にも伝わりやすいです。

民間資格を持っているけど未経験よりも「介護経験○ヶ月以上」など、実務経験を重要視する場合も多いです。

スキルアップ、知識取得として考える

介護食士や介護食アドバイザーの資格は、

○食事の関連動作を知る目的で、食介護や介護食を勉強したい(作業療法士)

○毎日の食事プランの作成の為に、介護食の知識を覚えたい(ケアマネージャー)

○あまり介護食について勉強しておらず、適切な食事が作れるか不安(栄養士や調理師)

○商品開発の為、高齢者の食事について知りたい(商品開発担当)

○今後、家族が介護食が必要になりそうなので、事前に勉強しておきたい(主婦)

......というように「食の介護」に関して、詳しく勉強したい時に役立ちます。

介護食に関する幅広い分野(食品衛生学や栄養学、食品学、調理、高齢者心理など)をまとめた書籍は、書店へ行ってもほとんど見付かりません。

「就職には特に役に立たない可能性もあるけど、知っておいて損はない知識を学べる」と割り切って、資格取得をすることをおすすめします。

就職に有利な資格とは?

介護や福祉系の仕事に就くために「有利」されるのは、基本的に国家資格やそれに近い資格です。

【国家資格】

  • 介護福祉士
  • 社会福祉士
  • 精神保健福祉士
  • 社会福祉主事
  • 看護師
  • 栄養士
  • 調理師
  • 専門調理師
  • 管理栄養士
  • 理学療法士
  • 作業療法士

介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士は「福祉系三大国家資格」とも呼ばれていますね。

【国家資格ではないが有利になりやすいもの】

  • 介護支援専門員(ケアマネージャー)
  • 訪問介護員(ホームヘルパー1級2級)
  • 介護職員基礎研修課程修了資格
  • 福祉用具専門相談員
  • 居宅介護従業者
  • 重度訪問介護従業者
  • 行動援護従業者
  • 移動介護従業者

Wikipediaには「日本の医療・福祉・教育に関する資格一覧」というページがあります。

ここに記載されていない資格に関しては「認知度が低く、仮に資格を取得しても就職で有利にはなりにくい」と考えても良いです。

介護食士や介護食アドバイザーはあくまでもマイナーな民間資格。
Twitterなどで調べてみると、調理師や栄養士の取得を目指す学生さんが「勉強の一環」として取得している印象が強いです。

それ以外の人が「就職に有利になる資格を取得する為にお金を使う」と言う場合は、上記で紹介したような資格を目指した方が、時間とお金を有意義に使えると思います。

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